レクサスのSUPER GT参戦車両を見に行く!
一台目 LEXUS TEAM au TOM’S LC500
お世話になっているレクサスディーラーのイベントで「ドレスアップフェア」が開催されたのですが、なんとレクサスのSUPER GT参戦車両が展示されているとのことで、見に行くことにしました。
国内最高峰自動車レース、SUPER GTのGT500クラスに参戦しているトヨタは、当初スープラで参戦していましたが、2006年からレクサスに換え、SC430、RC F、LC500とマシンを変更しながら、2019年までレクサスの車両を使用していました。
少し話が逸れましたが、ディーラーのショールームでは、そのレクサスのSUPER GT参戦車両の「LEXUS TEAM au TOM’S LC500」が展示されていました。この車両は2019年に参戦したLC500ですが、第三戦 鈴鹿ではポール・トゥ・ウインで勝利するなど、強さを発揮してくれました。
説明員の方から教えていただきましたが、ベース車両のLC500が右ハンドルなのにGT500クラスのマシンが左ハンドルなのは、ドイツツーリングカー選手権(DTM)の規格に合わせたからとのことです。また、最も驚いたのはLC500をベースにしているかと思いきや、市販車のパーツはほぼ使用されておらず、このマシンで言えばLC500に似せているだけとのことです。ボディは塗装すると塗料で重くなるため、色の付いたシートを貼り付けているというのだから、極限まで軽量化を図って製作された車両であることがよく分かります。
二台目 LEXUS TEAM LEMANS WAKO’S 4CR RC F
別日に他ディーラーで同イベントが開催されており、こちらのショールームでは同じくSUPER GT参戦車両の「LEXUS TEAM LEMANS WAKO’S 4CR RC F」が展示されていました。こちらは2016年に参戦した車両ですが、SUPER GTをお詳しい方ならご存知かと思いますが、WAKO’Sは2019年にLC500でシリーズチャンピオンを獲得しています。ではそのLC500を見たいと思うのが常ですが、チャンピオンカーは必ずメーカーであるトヨタの博物館に引き取られるのだそうです。
なんと、ドライバーズシートに座らせてもらいました!車内はロールバーが張り巡らされているため、乗り込むのが非常に大変でした。実際のレースではピットでドライバー交替が迅速に行われますが、これは相当大変だということが実感できました。また、シートに座ってみるとハイスピードに対応できるように身体はピッタリ固定され、ドライビングに集中できる仕立てになっています。
今回は「ドレスアップフェア」というディーラーのイベントで、貴重なレクサスのGTカーを見ることができました。コロナが落ち着いたこともあり、今後はこのようなイベントの開催を増やしていくとのことです。
トヨタは2020年からSUPER GT参戦車両をトヨタ・GRスープラに変更し、マシンだけでなくメーカーもトヨタに戻して参戦していますが、レクサスオーナーとしては再びレクサス車両で参戦することを願っています。