六本木ヒルズにマセラティの各モデルが集結
マセラティの各モデルを一気見!
昨年10月に発表されたマセラティの2代目グラントゥーリズモ。「GranTurismo – Japan Round 2023」と題して、マセラティジャパンは今年8月から全国の正規マセラティディーラーにて、グラントゥーリズモのディーラーキャラバンを開始しました。筆者も最寄りのディーラーに見に行ったのですが、各ディーラーの展示期間が短いこともあり、写真撮影もほとんどできないくらい来場客が多く、まともに撮影できた写真は下の一枚くらいでした。運転席や後部座席の座り心地、トランクスペースなどをスタッフの方が丁寧に説明してくださったので満足はしておりましたが、もう少しグラントゥーリズモをじっくり見る機会があればとその日から思っておりました。
そんな想いが2か月後に叶うことになりました。「Maserati Special Exhibition in 六本木ヒルズ」というイベントで、六本木ヒルズ 大屋根プラザにてマセラティ各モデルの実車が展示されます。その中にはもちろん新型グラントゥーリズモもあるのですが、同社スーパーカーのMC20チェロも展示されるので、これは楽しみなイベントです。
MC20 チェロ プリマセリエ 車両本体価格:¥44,380,000(消費税込)
MC20クーペに続いて登場したオープン仕様のチェロ。「チェロ=Cielo」はイタリア語で空を意味していますが、他のブランドモデルと違い、オープンモデルの事を「スパイダー」とは呼ばないようです。プリマセリエは「最初のシリーズ」という意味で、このMC20の発売記念限定モデルになっています。また、展示車のボディカラーは、新色且つMC20チェロ専用色でもある「アクアマリーナ」という涼し気なカラーをまとっていました。
インテリアは「アイス」と呼ばれる白色で、レザーとアルカンターラで仕立てられており、爽やかさと上質感が漂います。メーターパネルはMC20クーペと同様、液晶表示となっています。
グラントゥーリズモ トロフェオ 車両本体価格:¥31,980,000(消費税込)
ゆっくり見たかったグラントゥーリズモ。グレードとボディカラーがディーラーキャラバンと同じでしたので、この展示車が見れて一層満足でした。3リッターV6エンジンを搭載していますが、内燃機関だけでなくブランド初のEVモデル「フォルゴーレ」も追加導入予定で、今後ますます楽しみなモデルになっています。
2019年に初代が生産を終了した時に、私的な予想ではSUV人気の波に呑まれて同社のクーペは消滅するかと思いましたが、昨年に二代目の発表があり安堵しました。初代から引き継いだ、2ドアクーペらしい美しいスタイリングです。
ギブリ トロフェオ 車両本体価格:¥22,107,600(消費税込)
ギブリは現行モデルが2013年に登場してから大きな変更が無かったものの、2021年に同社初のハイブリッドモデルが追加されるなど洗練さが増しています。今回のイベントでは展示されていませんでしたが、同社のセダンでは一つ上位のFセグメントでクアトロポルテがあります。
レバンテ モデナ 車両本体価格:¥20,426,500(消費税込)
グレカーレ トロフェオ 車両本体価格:¥17,204,400(消費税込)
昨年発売されたばかりの同社のSUV。このモデルでも発売に併せて、限定生産のプリマセリエが設定されました。同じSUVでもレバンテよりボディサイズは小さく、スポーティな印象を受けます。
今回のイベントでは、ディーラーのショールームよりも気軽にマセラティの各モデルを拝見することができました。ただ一つ不満を申し上げると、クルマを見ていてもスタッフの方から特に車両の説明がないことが残念でした。全ての来場客を相手にするのは難しいと思いますが、ファンを増やすためにも既存オーナー以外も丁寧な応対を望みます。また、マセラティのような高級自動車メーカーを身近に感じてもらうためにも、このようなイベントは今後も継続して行っていただきたいと思いました。
(記事に掲載した車両本体価格は、全てイベント当日に展示されていたパネルに表記されていたものになります。購入時期や装備によって価格は変動しますので、あくまでご参考としてください。)