まさに万能選手!アストンマーティン・DB12 ヴォランテ

軽快に走るも良し、のんびり走るも良し

先日、某雑誌の招待で「Aston Martin Driving Experience」というイベントに参加してきました。これはアストンマーティンの希望する車種の1台をプロドライバー同乗による試乗体験に加えて、自らも試乗できるというイベントです。選択できる試乗車はDB12 クーペ、DB12 ヴォランテ、DBX707の3車種になりますが、筆者は以前にDBX707の試乗経験がありましたので、今回はDB12 ヴォランテを選択することにしました。イベント主催は「アストンマーティン東京」、試乗会場は東京都港区にある「メズム東京、オートグラフ コレクション」です。

RC

会場のホテルに到着すると16F 宴会場「The Banquet」に通していただき、ウェルカムドリンクとフィンガーフードのおもてなしです。当日は暑い日でしたので、ウェルカムドリンクは嬉しいサービスでした。おもてなしを堪能した後は、いよいよDB12 ヴォランテの試乗です。

アストンマーティン

ホテルのエントランスには、筆者が試乗するDB12 ヴォランテが用意されていました。ちなみに「ヴォランテ」とは「軽快感」「開放感」を意味するイタリア語で、アストンマーティンではオープンモデルのことを指します。DB12はクーペモデルも存在しているので、ヴォランテはオープントップバージョンということになります。

DB12 ヴォランテ

ボディカラーの「スピリットシルバー」の輝きも相まって、流麗なスタイリングが美しいです。先代モデルのDB11と比べると、サイドとリヤのシルエットにあまり変化が無いように見えますが、フロントグリルは大幅にサイズアップされ、冷却効果が向上し、アグレッシブな印象になりました。

DB12 ヴォランテ

DB12 ヴォランテ

DB12 ヴォランテ

インテリアは高級なレザーとウッドパネルがふんだんに使用されています。また、現代ではセンターコンソールにタッチパネルが採用しているクルマが多い中、クリック感のある物理スイッチが多く並んでいるのも興味深いです。後席への乗り込みも試みたところ、これがかなり大変でしたが、ルーフを開けた状態でしたら意外に楽に乗り込むことができました。

DB12 ヴォランテ

前述の通り、プロドライバーが同乗で先に運転してもらい、途中で筆者と交代して都内の一般道と高速道路の試乗となりますが、当日はとても暑かったので、往路はクローズドで走行しました。
パワーユニットはDBX707と同一のメルセデスAMG製で、若干デチューンされて馬力とトルクは抑えられていますが、それでもアクセルを踏み込めば、強烈な加速を発揮してくれます。高速道路試乗中に、ドライブモードをスポーツ走行に適した「スポーツ+」に切り替えたところ、けたたましいエンジンサウンドが響き、高揚感を抱かせてくれました。

DB12 ヴォランテ

暑いですが、復路ではルーフをオープンにしてみました。やはりオープンでの走行は気持ち良く、優雅に運転を楽しむことができます。50km/hまでであれば走行中でもルーフの開閉は可能とのことです。

DB12 ヴォランテ

DB12 ヴォランテはハイパフォーマンスマシンとして神経を尖らせて走るのも良し、オープン走行では開放感を味わって走るのも良し、どちらでも心地良いドライブが体験できる万能選手と言えると思います。また、洗練されたスタイリングや高級感のあるインテリアも魅力的で、個人的には非常に好感の持てるクルマでした。機会があればクーペの方も試乗して、双方の良さを比較してみたいです。

DB12 ヴォランテ

アストンマーティン

【試乗車スペック】
車種:アストンマーティン・DB12 ヴォランテ
グレード:—
エンジン:V型8気筒 3.982 L ツインターボ
最高出力:680ps
最大トルク:81.6kgm
年式:不明
ボディカラー:スピリットシルバー
全長×全幅×全高:4,725mm×2,135mm×1,295mm
車両本体価格:31,900,000円

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です