JAFモータースポーツジャパン 2025【後編】
F1日本人ドライバー初の表彰台を獲得したあの人も登場!?
「JAFモータースポーツジャパン 2025」の後半部分をご紹介していきます。後半は展示エリアが屋内と屋外に分かれており、特に屋内展示エリアでは普段なかなかお目にかかれないレーシングカーが展示されていました。
<前編の記事はこちら>
三菱自動車・トライトンラリーカー AXCR 2024本戦仕様車
日産自動車・スカイラインGT-R パトカー
「はたらくくるまコーナー」に展示されていたGT-Rのパトカー。当時、神奈川県警に2台配備されたようですが、現在はこの1台しか残っておらず、かなり希少な車両のようです。ベース車両の「スカイラインGT-R オーテックバージョン 40th ANNIVERSARY」は珍しい4ドアGT-Rですが、2ドアでないのは使い勝手を優先したのではと推測されます。エンジンや足回りはR33型スカイラインGT-Rと同一のため、性能はまさに国産車トップレベル。追っかけられないようにしたいですね。
D1グランプリ参戦車両も展示されています。
SHIBATA RACING TEAM MOTUL GR86 SHIBATIRE 31
ウエインズトヨタ神奈川 スープラ
全日本ジムカーナ選手権の参戦車両も数多く展示されていました。
TY速心WMITOMSランサー
BSカローラ栃木GR宇都宮86、a☆KYBATS GR86BS など
DL K-one GR86、DLクスコWm軽市ロードスター など
Lola T001
電気自動車のフォーミュラカーレース、フォーミュラEの参戦車両です。今年のフォーミュラEの東京大会は5月中旬頃に開催されますが、機会があれば一度観戦してみたいと思います。
なんと、元F1ドライバーの鈴木亜久里氏のトークショーが行われ、F1ドライバー時代に日本人初の表彰台を獲得した際のエピソードを語っておられました。ご自身の名誉ある成績にも関わらず、冗談を交えてお話しされ、楽しく聞かせてもらいました。欲を言えば、ご自身が創設した「スーパーアグリF1チーム」の話も聞いてみたかったです。
レーシングカーが展示されている屋内展示エリアに移動します。
TOYOTA GAZOO Racing・GR ヤリス Rally1 2024年WRC参戦車両レプリカ
ハース・VF-23
ハースF1チームが2023年にF1世界選手権に参戦した車両で、フェラーリエンジンを搭載しています。
トヨタ・セリカ TA22型ヒストリックモンテ仕様車
フェラーリ・F40 (フェラーリ F40 ストリート JGTC バージョン)
1994年の全日本GT選手権(現在のSUPER GT)の最終戦で優勝した車両です。現在はナンバーを取得して、公道走行が可能になっています。
ホンダ・シビック TYPE R-GT 99号車 開発車両
ホンダは2023年までNSXでSUPER GTに参戦していましたが、2024年からシビック TYPE Rに切り替えました。シビック参戦初年度の昨期は100号車がシリーズランキング2位を獲得しており、今期はチャンピオン獲得が期待されます。
レッドブルレーシング ホンダ RB16B
これは凄い!2021年にドライバーズチャンピオンを獲得したF1マシンです。チャンピオンとなったドライバーのマックス・フェルスタッペンは、この年に全22戦で10勝を挙げ、圧倒的な強さを見せました。
「JAFモータースポーツジャパン」は展示車両が非常に多く、見応え十分のイベントでした。ご紹介した希少車やレーシングカー以外にも、プロドライバーによる同乗走行やデモランが見られたり、様々な楽しみ方を体感できます。年一回の開催ですが、入場無料でもあるので気軽に訪れてみてはいかがでしょうか。