マセラティ新型SUV グレカーレとは
想像以上にスポーティーなSUV、マセラティ グレカーレ
マセラティでは「マセラティ グレカーレ ジャパンツアー」と銘打って、全国のマセラティディーラーで発売前の新SUVの巡回展示が実施されました。しかも各ディーラーの展示期間が数日と短いため、見れる機会はかなり限られます。
グレードは全部で「GT」「モデナ」「トロフェオ」の3つが設定されており、この展示車はトップグレードの「トロフェオ」でした。パワーユニットは、同社スーパーカーMC20が搭載するネットゥーノをベースにした、V型6気筒3Lツインターボエンジンです。「GT」と「モデナ」は直列4気筒2Lターボ+モーターのハイブリッドエンジンとなるため、「トロフェオ」との差別化が図られています。
エアサスペンションが「トロフェオ」には標準装備、「GT」ではオプションで選択可能です。展示車は車高を下げた状態だったため、SUVにも関わらず、シートに座らせてもらった時にアイポイントがかなり低く感じられました。
「トロフェオ」のタイヤサイズは255/40R21・295/35R21で、太いサイズの前後異幅なのが高性能なモデルを感じさせてくれます。
今風という言葉は適当ではないかもしれませんが、インパネ周りはほぼデジタル表示となっています。上部に設置されたアナログクロックまでデジタルという拘りようです。シフトレバーが無い代わりに、二つのディプレイの間にシフトスイッチが横並びで設置されています。スイッチ類はこのシフトスイッチくらいで、その他の操作はディスプレイ上になるため、室内はかなりすっきりした印象です。
今回は展示イベントということで、試乗はおろかエンジンをかけることもできませんでしたが、次にこのモデルに触れる機会があれば、ぜひイグニッションオンから試乗まで体験したいと思いました。直接のライバルと言うとポルシェ・マカンになりますが、マカンユーザーをどれだけ奪取できるか、今後の販売動向に注目されます。また、グレカーレは来年に同社初のBEVグレードも追加されるということで、期待感も高まります。
【展示車スペック】※ヨーロッパ仕様
車種:マセラティ グレカーレ
グレード:トロフェオ
エンジン:V型6気筒 3.000 L ツインターボ
最高出力:530ps
最大トルク:63.22kgm
年式:—-年式
ボディカラー:ジャッロ・コルセ
全長×全幅×全高:4,859mm×1,979mm×1,659mm
車両本体価格:13,950,000円