ポルシェ911を少しだけテストドライブ
これは欲しくなるかも…
前回、記事の最後に「ディスカバー・ラグジュアリー」の会場で、ポルシェ・911を試乗したことをお伝えしましたが、今回はその内容について触れていきます。とは言え、会場となっていた新宿住友ビルの周りをぐるっと一周しただけなのと、当日は雨が降っていたこともあり、アクセルを踏み込むようなことはできなかったので、あくまで911を少しだけ体感したような試乗になりました。
<再び「ディスカバー・ラグジュアリー」へ【後編】の記事はこちら>
試乗車は911、タイカン、パナメーラの3台から選択できましたが、筆者は迷わず911にしました。パナメーラは以前に試乗した経験があり、タイカンは今後も試乗する機会があるだろうと思ったので、ポルシェに乗るのなら純粋なスポーツカーがベストと考えて911を選択しましたが、試乗車の911を見たら、この選択は正しかったと直感しました。
インテリアは歴代モデルに続き、伝統の5連メーターが採用されていますが、液晶画面表示になっている点が現代のクルマを想起させます。アルカンターラ素材のステアリングを握ると非常に細い印象ですが、この細いステアリングもしばらく握っているとすぐに馴染みました。また、「スポーツエグゾーストシステム」がオプション装備されているため、エンジン始動時からそのサウンドには高揚感を覚えます。
オプションとして「ブラック塗装仕上げ」の「20/21インチ Carrera Exclusive Design ホイール」が装着されており、足元が引き締まって見えます。「ブラックカラーテールパイプ」も標準の四角型のパイプよりも、丸形の方が個人的にはスポーツカーらしくて格好良いです。
今回は試乗コースの都合上、アクセルを踏み込んだり、コーナリング中の挙動を確認することはできませんでしたが、ポルシェ・911のスタリングやスペックはスポーツカーとして群を抜いているのではないでしょうか。多少の足回りの硬さはあるものの、車幅もそこまで広くなく、見切りの良さも使い勝手の点から欲しくなるクルマの一台と思いました。次はワインディングロードで試乗して、その特性を体感してみたいです。
【展示車スペック】
車種:ポルシェ 911 (992型)
グレード:カレラ
エンジン:水平対向6気筒 2,981Lターボ
最高出力:385ps
最大トルク:45.9kgm
年式:2022年式
ボディカラー:シャークブルー
全長×全幅×全高:4,520mm×1,852mm×1,300mm
車両本体価格:15,030,000円