レクサス RC・RC F に“Final Edition”登場!【RC編】
レクサスのスポーツクーペが遂に終売!
先日、レクサス RC・RC F の生産終了が発表されましたが、レクサスはこのクルマに携わった全ての方々への感謝の意を込めて、RC・RC F に“Final Edition”を設定しました。前回の記事ではRC F “Final Edition” の仕様をチェックしましたが、今回はRC “Final Edition”を見ていきます。
通常モデルは“F SPORT” “version L” 及びベースグレードの全3グレードの設定で販売していましたが、2025年1月以降は“F SPORT” をベースにした“Final Edition”のみの販売となります。エンジンは通常モデルと同様に、3.5L V型6気筒の「RC350」、2.5L直列4気筒ハイブリッドの「RC300h」、2.0L直列4気筒ターボの「RC300」の3種類から選択可能です。3.5Lエンジン搭載の「RC350」が3種類の中では最も車両価格が高いですが、ギア比可変ステアリングやサウンドジェネレーターを唯一標準装備していることを考慮すると、RC350が一番お薦めかと思います。
ENKEI製19インチホイールは、恐らくIS500に装着されているホイールと同デザインのものと思われます。IS500はダークグレーメタリック塗装であったのに対して、RC “Final Edition”はスパッタリング塗装が施されており、光沢感のある仕上げになっています。また、カラードのブレーキキャリパーは通常モデルではメーカーオプションとしてオレンジが選択できましたが、“Final Edition”ではレッドが標準装備されています。
“Final Edition”専用装備で個人的に気に入ったのが、高級感とスポーティさが増す「カーボンオーナメントパネル」です。通常モデルでもオーナメントパネルは複数の仕様を選択できますが、カーボンはこれまで無かったのでこれは嬉しい装備となりました。
RC F同様に、RC “Final Edition”のインテリアカラーも「ブラック&フレアレッド」となっています。また、通常モデルとの特徴的な違いは、各所にウルトラスエードを採用しており、高級感のある仕様となっています。
RCにもRC Fと同じフロントコンソール部分に“Final Edition”ネームプレートが装着され、特別感が演出されています。
同じ“Final Edition”でもRC Fと違いRCは、限定生産ではなく2025年11月までの期限付きの生産予定とアナウンスされています。筆者の愛車でもあるレクサス RCが生産を終えてしまうのは非常に残念ではありますが、これまでも生産終了の数年後に復活する車種もたくさん存在しています。車名やコンセプトが変わったとしても、再びレクサスのクーペモデルの1台として、その存在を蘇らせてほしいと思います。
【展示車スペック】
車種:レクサス RC350(GSC10型)
グレード:“Final Edition”
エンジン:V型6気筒 3.456 L
最高出力:318ps
最大トルク:38.7kgm
年式:2025年式
ボディカラー:ソニックイリジウム
全長×全幅×全高:4,700mm×1,840mm×1,395mm
車両本体価格:7,670,000円