JAFモータースポーツジャパン 2025【前編】
この見応えで入場料無料で良いのですか?
神奈川県横浜市の山下ふ頭で「JAFモータースポーツジャパン 2025 in 横浜」というクルマのイベントが開催されました。モータースポーツを身近に感じれるよう、レーシングカーの展示やジムカーナの同乗走行体験ができるイベントです。近年は東京お台場での開催が続いていましたが、今年は初めて横浜での開催となり、筆者はレクサス仲間と一緒に訪問してきました。
会場は非常に広く、屋外の車両展示コーナーではヘリテージカーが多数展示されておりました。筆者が歴史あるモデルの知識が不十分なため、記事に掲載したクルマのメーカー名や車名を省略させていただくものもありますがご了承ください。
トヨタ・セリカXX(セリカ ダブルエックス)
現在のトヨタ・スープラが「スープラ」と車名変更する前のモデルで、1980年代に販売していました。40年以上前のモデルとは思えない美しいデザインです。昨年に生産終了を発表したスープラは世代で言うと5代目ですが、本モデルは2代目に相当します。
アルピーヌ・A110「ツール・ド・コルス75」
ヘリテージなモデルに紛れて近年のモデルも展示されていました。1975年のツール・ド・コルスに参戦したアルピーヌ・ルノーA110をオマージュした特別仕様車で、黄色のボディカラーは当時のイメージを踏襲しています。世界150台限定で、日本国内ではわずか20台が販売されたようです。
ホンダ・S800
ホンダの「Sシリーズ」と言うと、同社製造のオープンカーもしくはクーペ型スポーツカーを指しますが、そのSシリーズの内の1台がこのS800です。車名はエンジンの排気量が由来となっていることは他の「Sシリーズ」同様で、愛称として「エスハチ」とも呼ばれています。S800の生産終了の30年後に後継モデルとしてS2000が登場しますが、S2000は筆者の実父が所有していて時々借りては乗っていたこともあり、「Sシリーズ」は個人的に思い入れがあります。
ディーノ・246
フェラーリの名称を与えられなかった本モデルですが、佇まいは間違いなくフェラーリです。ピニンファリーナによる美しいフォルム、同社初のV型6気筒エンジン、まさに伝説のフェラーリと言えるでしょう。非常に希少なディーノをこんな間近で拝見できるとは嬉しい限りです。
日産・フェアレディ240ZG
当初は輸出専用に設定されたモデルでしたが、人気の高さから日本でも追加発売されることになったという異色のモデルです。オーバーフェンダーが装着されており、迫力あるスタイリングになっています。
フェラーリ・328GTS
1980年代に登場した美しいスタイリングのフェラーリで、車名は3.2リッターV型8気筒エンジンを搭載していることが由来となっています。フェラーリ・328はクーペ(GTB)と屋根が開放可能なスパイダー(GTS)の2種類のボディタイプが存在していますが、この展示車はタルガトップのスパイダーとなっています。
「JAFモータースポーツジャパン 2025 in 横浜」の前半はヘリテージカーが多数展示されていましたが、後半はレーシングカーが中心となっていました。この続きは【後編】でお届けしようと思います。