レクサス・トヨタのオフロードカーの魅力を検証
オフロードカーは好みではないが…
最初に言ってしまうと、筆者はオフロードカーはあまり好みではない。車高が高く、ゴツゴツした印象で、スタイリッシュな感じがしないからです。ですが、これはあくまで個人的な感想で、そのスタイルやスペックを好む人もたくさんいらっしゃることは承知しているので、筆者も少しオフロードカーの魅力に触れて、その良さを実感しようと思い、2台のオフロードカーを実際に見てみることにしました。
トヨタ・ランドクルーザー
人気の高さと新型コロナウイルスに伴う部品供給不足の影響で、納車まで約4年かかると言われている超人気オフロード車です。現在はオーダーストップしており、なかなか手に入りづらいのが、購入希望の方には心苦しい状況です。
さすがにレクサスLXの全長5ⅿ超えには及びませんが、車幅は同モデルと同値で、ボディサイズは国産車トップクラスの大きさです。オフロードカーと言われるジャンルの中でも、このサイズでは圧倒的な存在感です。
また、この展示車のグレードは「GRスポーツ」となっており、その他のグレード以上に走破性を重視したスポーツグレードになっています。
インテリアに新鮮さはないものの、すっきりした印象です。最近はディスプレイ上でタッチ操作するタイプが多い中、スイッチ類が並んていて、使いやすさも考慮されています。写真に見える水色のテープは、恐らく展示車を乗り降りする人の足が擦れるのを保護していると思われます。
パワーユニットは3.5Lガソリンと3.3L ディーゼルの2種類が用意され、「GRスポーツ」では前者は7人乗り、後者は5人乗りの設定になっています。
ランドクルーザーもじっくり見てみると、所々に魅力を感じるクルマであることがよく分かりました。まずは新車の納車期間が、一日も早く安定することを願うばかりです。
NX PHEV オフロード コンセプト
レクサス初のPHEVモデルの「NX450h+」をベースに、都会的なイメージの強いNXをオフロード仕様にしたモデル。コンセプトモデルのため、残念ながら行動走行不可、販売不可となっています。
ボディカラーのブロンズのマット塗装は非常に綺麗で目を引きますが、スタッフの方の話では、残念ながらこのカラーが市販化される予定はないとのことでした。素敵なカラーなので、ぜひ今後はボディカラーのバリエーションに加わえてほしいです。
オフロード車定番のオールテレーンタイヤ装着や、ルーフレール、キャリアバスケットなどが、オフロード感を所々で主張しています。
オフロードカーの悪路走破性を意識したスペックは普段使いではオーバースペックですが、これもまた所有満足度を高める要素になっていると考えると、クルマの魅力を感じるポイントは様々であることを改めて実感できました。クルマの楽しみ方の一つとして、街乗りでもアウトドアでも活躍できるオフロードカーを満喫するというのもアリかもしれません。
【展示車スペック1】
車種:トヨタ ランドクルーザー (FJA300W型)
グレード:GR SPORT(5人乗り)
エンジン:ディーゼル V型6気筒 3.345 L ツインターボ
最高出力:309ps
最大トルク:71.4kgm
年式:2021年式
ボディカラー:プレシャスホワイトパール
全長×全幅×全高:4,965mm×1,990mm×1,925mm
車両本体価格:8,000,000円
【展示車スペック2】
車種:レクサス NX450h+(AAZH26型)
グレード:—
エンジン:直列4気筒 2.487 L (プラグインハイブリッド)
最高出力:182ps
最大トルク:27.5kgm
年式:2021年式
ボディカラー:アイアンオキサイド
全長×全幅×全高:4,660mm×1,865mm×1,675mm
車両本体価格:—円