トヨタ産業技術記念館に展示された名車たち
トヨタの歴代モデルを間近で見る!
「トヨタ産業技術記念館」というトヨタグループが運営している博物館がありますが、そちらに訪問して数多くのトヨタの名車を見てきました。施設名にトヨタという名前が付いていますが、自動車だけではなく、創業した当時の繊維機械も展示されており、館内は「繊維機械館」「自動車館」と分けられています。個人的には「自動車館」をメインに見るつもりでしたが、せっかく来たので両方とも見学させてもらうことにしました。
「繊維機械館」
こちらでは当時の繊維機械が展示されていますが、実際に作動する機械もたくさんあり、これらの機械を見学に来たツアー客も多く、ガイドさんの説明を熱心に聞いている光景が見られました。
「自動車館」
クルマのブログなので自動車の話題にも触れていきますが、「自動車館」では自動車づくりの歴史、組立工程、名車の展示などがあります。
トヨタ・ESV(1973年)
ESV(Experimental Safety Vehicle)は実験的安全車両のことで、 テストに使用される実験用車両のことです。
こちらでは、トヨタが環境に配慮した3台のカットモデルが並んでいます。「量産ハイブリッド自動車」として世界で初めて誕生した初代プリウス。お隣は3代目となるプリウスPHEV。一番奥は世界初の燃料電池自動車のMIRAIがあり、それぞれのエコカーの構造がよく分かるようになっています。
トヨペット・ライトトラックSKB(トヨエース)(1954年)
トヨペット・SA型小型乗用車(1951年)
トヨタ・クラウン デラックス(1955年)
後部座席の乗り降りのしやすさを重視するために、観音開きドアが採用された初代クラウン。
トヨタ・カローラ(1966年)
トヨタ・2000GT(1969年)
この2000GTはEV仕様に変更されており、リヤを見るとマフラーが装着されていません。
レクサス・LFA(2010年)
レクサス・SC(2005年)
トヨタ・セルシオ(1989年)
トヨタ・ソアラ(1981年)
トヨタ・セリカ(1970年)
通称「ダルマセリカ」と呼ばれていた初代セリカ。2006年に7代目で販売を終了しましたが、筆者は6代目を所有していたこともあり、個人的には復活を希望しています。
トヨタ・MIRAI(2020年)
トヨタ・MIRAI(2014年)
燃料電池自動車のMIRAIの初代と2代目が並んで展示されていますが、初代を悪く言うつもりはないですが、2代目はプロポーションが洗練されていて魅力的です。環境性能が優れたクルマであることは言うまでもないですが、もう少し車両価格が抑えられると有難いですね。
「トヨタ産業技術記念館」の館内は非常に広く、時間がいくらあっても足りないくらいなので、お時間がある時にゆっくり見学することをお薦めしますが、館内にはレストランやミュージアムショップ、図書室もあるため、ふらっと訪れて楽しむこともできます。入場料は大人500円(2023年6月現在)で、コスパ抜群の施設でした。同県内には「トヨタ博物館」という施設もあるので、機会があればそちらにも訪問したいと思います(両施設は入場料が異なりますのでご注意ください)。