日産 新型フェアレディZが発売延期に!
半導体不足は一体いつ解消されるのか…
今年1月に日産自動車が新型フェアレディZの発売を発表しました。日本を代表するスポーツカーとも言えるフェアレディZですが、これを機に人気を博した歴代モデルの一部を見ていこうと思います。
初代 S30型系
搭載されたエンジンは直列6気筒1.998L SOHCで、最高出力130ps、最大トルク17.5kgmを発生。ロングノーズ・ショートデッキというスポーツカーの典型的なスタイルで、大ヒットしたモデルです。
このZ 432はS30型と見た目は同じですが、スカイライン2000GT-R(PGC10型)に搭載されていた同型エンジン(S20型)を搭載した高性能版です。エンジンスペックは直列6気筒1.989L DOHCで、最高出力160ps、最大トルク18.0kgmを発生します。
ダットサン240Zは駆動方式が不利なFRにも関わらず、氷雪路を駆け抜け、1972年の第41回モンテカルロラリーで総合3位入賞を果たしました。
マイナーチェンジにより登場した240Z。搭載されるエンジン(L24型)は直列6気筒2.393L OHCで、最高出力150ps、最大トルク21.0kgmを発生。展示車は最上級グレードの240ZGですが、特徴は「Gノーズ(エアロダイナ・ノーズ)」と呼ばれるFRP製のフロントバンパーやヘッドライトカバー、オーバーフェンダーが装着され、外観も大きく印象が変わりました。
4代目 Z32型系
フェアレディZ コンバーチブルは、1989年に発売になったZ32型のフルオープンモデル。1991年の東京モーターショーで好評を受け、翌年に正式発売になりました。Z32型のエンジンは3Lのツインターボと自然吸気がありますが、コンバーチブルは自然吸気のみで、幌の開閉は手動式です。
ツインターボエンジンを搭載したZ32型は日本車で初めて280馬力に到達し、当時の馬力規制のきっかけともなったモデルです。2000年に施行された排ガス規制の影響で、国産スポーツカーの大半がこの規制を達成できず、Z32型もこの年に生産を終えました。
先日、日産自動車が6月に予定していた新型フェアレディZの発売を、1ヶ月以上延期すると発表しました。原因は言うまでも無く、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う半導体などの部品不足によるものです。これは日産自動車に限らず、各自動車メーカーの新車の納期が大幅に遅れている状況で、フェアレディZのように満を持して登場する新型車ですら、発売を延期せざるを得ない状況になっています。半導体不足の問題は、2022年末には緩和されるという話もありますが、まだ確実ではありません。一日も早く部品供給が安定し、自動車産業が回復していくことを祈ります。
【展示車スペック】
車種:日産 フェアレディZ (Z34型)
グレード:Version ST
エンジン:V型6気筒 2.997 L ツインターボ
最高出力:405ps
最大トルク:48.4kgm
年式:—-年式
ボディカラー:イカズチイエロー
全長×全幅×全高:4,380mm×1,845mm×1,315mm
車両本体価格:6,462,500円