レクサスIS「version L」を「F SPORT」と比べる
レクサスIS「version L」の出来はいかに!?
前回はレクサスディーラーで新型ISを確認してきましたが、「LEXUS MEETS…」でも新型ISを見てきました。
<レクサス 新型ISは期待以上!?の記事はこちら>
前回の車両グレードは「F SPORT」でしたが、今回は「version L」です。ボディカラーは今回新規設定された2色の内の一つ、「ソニックイリジウム」になります。
新型ISに追加された新色の「ソニックイリジウム」と「ソニッククロム」ですが、大雑把な言い方をしてしまうと「ソニックイリジウム」は輝きのあるシルバー、「ソニッククロム」は重厚感のあるグレーで、どちらもとても綺麗な色です(レクサスから怒られそうな雑な説明で申し訳ございません…)。
今回のISの特徴であるワイド&ローのスタイルはグレードが違えど変わりませんが、「F SPORT」と「version L」とでは、スピンドルグリルのパターンが違います。「F SPORT」であしらわれているピアノブラック塗装ではありませんが、「version L」のグリルパータンも格好良く、これは好みだと思います。
「F SPORT」専用装備のピアノブラック塗装のリヤスポイラーはありませんが、スタイリッシュなリヤフォルムです。リヤランプの一文字も、見慣れると違和感が無く、完成されたデザインと思うようになりました。
タイヤは「F SPORT」同様に19インチになりました。ホイールはシルバーメタリック塗装されており、高級感を演出しています。
「F SPORT」ではタコメーターが中央に設置され、その中にスピードメーターがデジタル表示される液晶式ですが、「version L」ではタコメーターとスピードメーターの二眼タイプのオプティトロン(自発光式)となっており、差別化が図られています。
「F SPORT」「version L」共に言えますが、新型ISはセダンでありながら、クーペのようなスポーティ感を強調したスタイリングです。ここまで変更したのであれば、インテリアやパワートレインも変更して、フルモデルチェンジでも良かったのではないかと思います。
自動車業界ではこれまでセダンを基本スタイルとしていましたが、それがSUVに変わりつつあります。SUVを否定している訳ではないですが、どうしてここまでセダンからSUVに流れてしまうのでしょうか。トヨタの伝統的なセダン、クラウンも消滅の危機にあるというニュースもありますので、ISがセダン復権の足掛かりになることを期待したいと思います。