トヨタは昔も今も全部本気！

トヨタの名車　「スポーツ800」と「2000GT」

昨年12月にトヨタ自動車はバッテリーEV戦略として、2030年までに世界の販売台数を年間350万台とし、レクサスブランドにおいては、2035年までにバッテリーEVを100％にするという目標を発表しました。EV化はトヨタに限らず、自動車業界全体で加速していくことになるかと思いますが、EV化なんて想像しづらい50年以上前に登場したトヨタの名車を改めて見返そうと思います。

トヨタ・スポーツ800

1965年から約4年間製造された小型スポーツカーのスポーツ800。「ヨタハチ」の愛称で呼ばれているこのモデルは、タルガトップを採用した2シーターオープンボディです。空力と軽量化を徹底的に追求したこのモデルは、実際に運転したら楽しくて仕方ないでしょう。

水平対向エンジン、FRレイアウトを採用しており、約50年後に登場する86/BRZに受け継がれたという噂もありますが、真意は定かではありません。ただ、この小型スポーツカーが、時を越えて現代に蘇ったと考えたくもなります。

トヨタ 2000GT

トヨタ自動車とヤマハ発動機が共同開発し、クルマ好きなら知らない人はいないであろう2000GT。1967年から約3年間製造されましたが、生産台数は約300台と非常に少なく、その稀少性と人気の高さから現在ではプレミア価格が取引されています。マイナーチェンジが一度行われており、このモデルは後期型になります。

流麗なスタイリングで、ロングノーズ・ショートデッキの典型的なスポーツカーのスタイルです。これが50年以上前にデザインされ、販売されていたことが信じられないくらい凄い。

CO2排出量低減のため、EV化が進む時代ですが、このように内燃機関自動車を振り返るのも悪くはないと思いました。ましてや国産の中でも名車と言われたこの2台は、EV100%の世の中になったとしても、走り続けていてほしいと願います。

【展示車スペック1】
車種：トヨタ スポーツ800 （UP15型）
グレード：—
エンジン：空冷水平対向2気筒OHV 0.790 L
最高出力：45ps
最大トルク：6.8kgm
年式：不明
ボディカラー：セミノールレッド
全長×全幅×全高：3,850mm×1,465mm×1,175mm
車両本体価格：—円

【展示車スペック2】
車種：トヨタ 2000GT （MF10型）
グレード：—
エンジン：直列6気筒 1.988 L
最高出力：150ps
最大トルク：18.0kgm
年式：不明
ボディカラー：ペガサスホワイト
全長×全幅×全高：4,175mm×1,600mm×1,160mm
車両本体価格：—円

にほんブログ村