トヨタのクラシックカーが集結!
トヨタの往年の名車が特別展示
神奈川県横浜市にある商業施設「トレッサ横浜」で「AUTO MALL FAIR!」というイベントが開催され、クラシックカーとレーシングカーの特別展示がありました。「トレッサ横浜」は元々トヨタグループの工場と物流拠点の跡地であるため、商業施設ではありながらトヨタ系ディーラーが数多く入居しています。今回のイベントでは本施設内にトヨタの往年の名車が数多く展示されましたが、展示車両にはそれぞれ「豆知識」が表示されているのも興味深かったです。
トヨペット・クラウン(初代)
1960年式の初代クラウンが展示されていました。「豆知識」はこのクラウンの車両価格で、181万円の価格は当時の年間平均所得の12.5倍もしました。
トヨタ・パブリカ
トヨタ初の大衆車となったパブリカの「豆知識」は車名で、110万通の公募から「public」(世間、民衆)と「car」(車)を合成して付けられ、「パブリカ」という車名に決まりました。
トヨタ・スポーツ800
前述のパブリカのエンジンを流用した小型スポーツカーで、通称「ヨタハチ」と呼ばれています。
トヨタ・カローラ(初代)
初代カローラの「豆知識」はエンジンで、当時のキャッチコピーは「プラス100ccの余裕」。ライバルである日産自動車のサニーが排気量1,000ccのエンジンだったため、開発途中で100ccアップして1,100ccとしました。
トヨタ・1600GT
トヨタ・2000GTの陰に隠れがちな1600GTですが、「豆知識」はヤマハ発動機と共同開発したDOHCエンジンで、最高出力110ps、最大トルク14.0kgmを発生するハイスペックなエンジンを搭載していました。わずか1年しか生産されなかった希少な名車でもあります。
トヨペット・スタウト
農家で活躍したボンネット型トラック。RK35型という1950年代後半に生産されたモデルです。
ダイハツ・ミゼットII
トヨタ・GR010 HYBRID
なんと、本物のレーシングカーも展示されており、2022年のFIA世界耐久選手権 ル・マン24時間レースで優勝した車両でした。ボディには泥や傷跡がそのまま残っていて、レースの激しさを物語っています。
現在では街中でほとんど見られない往年の名車がたくさん展示されていたので、トヨタの博物館に来ているような気分にさせられました。見応えもあり、これが無料で見られるのはとても有難かったです。夏休み終盤のイベントとして行われたようでしたが、ぜひ「トレッサ横浜」には今後も同様のイベントを開催してほしいです。