クルマ好きのGWの過ごし方
GWはトレッサ横浜で旧車を観る
「GR Garage」が入居しているトレッサ横浜では旧車の特別展示があり、GWの買い物のついでに寄らせてもらいました。以前にも同施設で往年の名車が展示されていましたが、今回は違う車両が展示されていたのでチェックしてみようと思います。
<「トヨタのクラシックカーが集結!」の記事はこちら>
左:ソアラ(初代 Z10型)
右:コロナマークⅡ(3代目 X40型)
右は「ブタ目」の愛称で親しまれているコロナマークⅡですが、歴代シリーズの中で唯一DOHCエンジンを採用していない唯一無二の存在です。両モデル共に40~50年前の車両ですが、状態の良さに驚かされます。
左:1600GT(RT55型)
右:パブリカ(初代 UP20型)
左のトヨタ2000GTの弟分という位置付けの車両で、たった1年で生産を中止してしまったため、「隠れた名車」と呼ばれています。
スポーツ800(UP15型)
トレッサ横浜はトヨタグループの施設であることから、トヨタ系列の各ディーラーが入居しています。現在のトヨタはクラウン推しなのか、各ディーラーにはクラウンが複数台展示されていました。
クラウン(スポーツ)
クラウン(セダン)
クラウン(エステート)
トレッサ横浜でのイベントのほとんどが無料で参加可能で、駐車場も全日無料となっており、気軽に訪問しやすい商業施設です。クルマ関連だけでなく、ユニクロやABC-MART、無印良品、ロフトなどのテナントも入っており、買い物に来るだけでも十分満足できるかと思いますので、気になる方はぜひ訪問してみてください。
GWは日産グローバル本社ギャラリーでSUPER GTを観る
GWの風物詩となった「SUPER GT 第2戦 FUJI」。筆者も過去にはGWに富士スピードウェイでのSUPER GTのレース観戦を何度も行ったものですが、レース後の帰路は東名高速の御殿場ICから連休に乗じたお出掛け帰りのクルマで大渋滞となり、往路の3~4倍の時間を要した苦い思い出がありました。GWでの渋滞はもう懲りましたが、SUPER GTのレースはぜひ観たいので、日産グローバル本社ギャラリーで開催されるパブリックビューイングでレース観戦をすることにしました。
パブリックビューイングは、日産ギャラリー内のNISSANホールで開催されます。レース当日に先着順で整理券が配布されるので、整理券に書かれた座席番号の座席で観戦することができます。ここでお伝えしたいのが、このパブリックビューイング、なんと無料です!ここは日産の施設なので、基本的に日産車の応援のためにホール入場時に日産のフラッグを支給され、日産車を盛り上げるよう促されますが、もちろん他のメーカーのクルマを応援するのもOKです。筆者は実は日産車ではなく、トヨタ車の応援に来ております(笑)
レース開始まで少し時間がありましたので、ギャラリー内のクルマを見させてもらいます。『ヘリテージゾーン』には歴史車両が3台展示されていますが、どうやらオープンカーがテーマのようでした。希少な「シルビア ヴァリエッタ」と「マイクラ C+C」が展示されていました。
「フィガロ」と言うと、テレビ番組「バナナマンのせっかくグルメ!!」で黄色のボディカラーの車両を日村さんが乗っているイメージです。こちらも手動でルーフの開閉が可能なオープンカーになります。2万台の限定生産でしたが、グッドデザイン賞を受賞するほどの大ヒットとなりました。
プロダクトゾーンでは日産を代表する車両とも言えるR32 GT-Rが!?
よく見ると、リヤサイドからケーブルが伸びている…??この展示車両は正確にはR32型スカイラインGT-Rではなく、最新の技術でEVに転換させたR32です。ベース車両はR32 GT-Rですが、パワーユニットは前述の通り別物です。商品化される可能性は低いですが、これを機に日産の技術をアピールしてもらいたいです。
レース開始時間が近付いたので、NISSANホールに移動してSUPER GTのレース観戦です。レース中は日産車がオーバーテイクすると、ホール内では拍手が起きて盛り上がります。そうは言っても、どこの自動車メーカーのファンであってもパブリックビューイングは楽しめますし、快適な環境下でレース観戦をできるのはとても有難いです。
このパブリックビューイングの唯一の難点は、ホール内が飲食禁止であることです。レースを見ながらドリンクくらい飲みたかったのですが、規則なので仕方がありません。レース結果としては日産ファンの方には申し訳ないのですが、GT500でトヨタ GRスープラがワンツーフィニッシュで、トヨタ圧勝のレース結果となりました。
今年のGWに開催されたクルマのイベントを、なるべくお金をかけずに楽しんでみました。特に日産のパブリックビューイングは、SUPER GTのレースウィークに開催されていることが多いので、サーキットまで行く時間が無い、気軽にレース観戦したいという方は同施設のHPをチェックしてみてください。