ポルシェ・タイカンを体感した感想は…

暴力的な加速力!最速EV ポルシェ・タイカン

今回はポルシェスタジオ銀座で、ポルシェ初の量産電気自動車タイカンを試乗したのでレポートします。以前にタイカンの展示車を拝見したことがありますが、実際に試乗するのは今回が初めてになります。

ポルシェスタジオ銀座

<2021年のポルシェ・タイカンの展示車の記事はこちら>

ポルシェ タイカンを体感(タイカン)

予定より少し早くスタジオに到着してしまったので、試乗の時間まで待つことにしました。スタジオ内では、マカンのトップグレードのマカン GTSが展示されていました。カーマインレッドのボディカラーが、鮮やかで際立っています。

ポルシェスタジオ銀座

ポルシェスタジオ銀座

試乗開始の時間になりタイカンとご対面ですが、トップグレードのターボSが今回の試乗車になります。いかにもポルシェらしい、スポーティなスタリングです。ちなみに、ガソリンエンジンではないのに「ターボ」というグレード名称が付いているのは、あくまでポルシェの上級グレードという意味合いで、ターボの機能を示す訳ではないとの説明を受けました。

タイカン

タイカン

タイカンの全長は4,965mmですが、同ブランドのパナメーラは全長5,000mmオーバーのため、同じセダン同士の比較では、タイカンの方が取り回しの点で優れ、狭い路地でも神経質にならずに済むかもしれません。

タイカン

タイカン

インテリアは物理的なスイッチ類は少なく、すっきりした印象です。それといつも個人的に思うのですが、ポルシェはどのモデルもステアリングが細く感じますが、筆者だけの感想でしょうか。悪い印象として捉えていませんが、もし意図的に細くしているのであれば、その理由を知りたいところです。

タイカン

後部座席は標準ではセパレートタイプの2座になりますが、オプションで「4+1シート」を選択すると、5人乗りにも変更できるとのことです。

タイカン

さて、試乗開始です。制限速度内でアクセルを踏み込んでみましたが、強烈な加速が味わえます。大きなボディなのにグングン加速していくので、スピードを出し過ぎないように気を付けないといけないくらいです。ドライブモードは「ノーマル」「スポーツ」「スポーツ+」「インディビジュアル」とあり、ステアリングにダイヤル式の切り替えスイッチが備わっています。「スポーツ」や「スポーツ+」にモードを切り替えてみると、若干乗り心地が硬くなる印象です。

タイカン

短い時間の試乗でしたが、タイカンは走りや乗り心地、インテリアの質感などあらゆる点で申し分ないレベルで、走りを楽しむも良し、日常使いも良しといった万能EVでした。一つ残念と感じたのは、フロントフェンダーが上方向に張り出しており、運転中に車幅が掴みづらかったところが気になりました。造形的には格好良いのですが、車幅が1,965mmもあるため、車両感覚が掴みやすいとより良いと思います。クルマ自体は素晴らしいので、あとは充電環境がより一層整うことを祈るばかりです。

タイカン

【試乗車スペック】
車種:ポルシェ・タイカン
グレード:ターボS
モーター:永久磁石同期式電動モーター
最高出力:761ps
最大トルク:107.1kgm
年式:2021年式
ボディカラー:ホワイト
全長×全幅×全高:4,965mm×1,965mm×1,380mm
車両本体価格:25,070,000円

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