トヨタ会館で社会科見学

トヨタのお膝元でクルマのお勉強

愛知県豊田市のトヨタ自動車本社のすぐそばにトヨタ会館という展示館があり、トヨタのクルマが多数展示されているのでお邪魔してきました。筆者が本施設に訪問したのは約半年前ですので、展示車や掲載情報がその当時の内容となりますことを予めご了承ください。

トヨタ会館

入口では新型のクラウン スポーツとクラウン クロスオーバーの2台がお出迎えです。クラウンは今世代の16代目から前述の2タイプ以外にセダン、エステートの4つのボディタイプが設定されていますが、2024年3月現在ではワゴンタイプのエステート以外は販売店で取扱いを開始しています。

トヨタ会館

館内は様々なテーマごとにエリアが分かれています。
まずは地球に優しい、環境に配慮した電動車のエリアから見ていきます。

こちらは「2017 International CES」や「第45回東京モーターショー2017」に出展されたコンセプトカー、TOYOTA Concept-愛i(コンセプト・アイ)です。人工知能が搭載されているため、ドライバーの感情や嗜好性を推定したり、ドライバーが疲れていると判断した場合は自動運転モードに切り替わるといった先進機能満載のBEV(電気自動車)です。市販化に向けて実験を進めているようなので、今後が楽しみな一台です。

トヨタ会館

HEV(ハイブリッドカー)の代名詞とも言えるプリウスですが、こちらのプリウスはHEVではなく、PHEV(プラグインハイブリッドカー)です。バッテリーに直接充電ができ、HEVよりモーターのみで走行できる距離が長いことが特徴です。昨年フルモデルチェンジをして5代目となったプリウスは、ワイド&ローなスポーティなデザインに生まれ変わりました。

トヨタ会館

FCEV(燃料電池自動車)のMIRAI(ミライ)です。クルマとしての完成度は高いのですが、販売面ではやや苦戦しているようです。あくまで個人的な見解ですが、水素インフラの普及が加速すれば、売れ行きも好転してくるのではないかと思っています。

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超小型BEVのC+pod(シーポッド)はコンパクトで運転しやすいクルマですが、惜しいことに今年の夏に生産終了のアナウンスがされており、新車で購入できる期間は残りあとわずかとなっています(正確な情報は販売店におたずねください)。

トヨタ会館

他のエリアでは、トヨタのクルマの生産工程や企業としての取り組みを紹介しています。

トヨタ会館

トヨタ会館

おまちかね!ここから車両ショールームになります。トヨタ・レクサス・GR(GAZOO Racing)と展示エリアが分かれています。

トヨタ会館

こちらはトヨタ車の展示エリアで、超人気モデルのランドクルーザー 300も展示されていました。生産がなかなか追い付かないモデルではありますが、今後は安定的な供給を望みます。

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そして、レクサス車の展示エリア。個人的に楽しみにしていたエリアでしたが、展示車はSUVばかりでした…レクサスもラインナップが豊富なので、セダンやクーペも展示してほしいです。

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GR車の展示エリアです。GR(ジー・アール)とは市販車をチューンしたスポーツブランドのことで、ベースモデルより走行性能を高められたモデルがラインナップされています。

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GRカローラ RZ モリゾウエディションは、全国のGR Garageで抽選で70台限定で発売したモデルです。ベースモデルのカローラをチューンしたGRカローラ RZに、さらに加速性能や軽量化を向上させたモデルになっています。既に抽選申込は終了しているので、新車での購入はできなくなっています。

トヨタ会館

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今回トヨタ会館にお邪魔して一番印象に残ったのは、やはり電動車のエリアでした。世界で初めてハイブリッドカーやセダン型燃料電池自動車を量産車で発売したのがトヨタであることを鑑みると、いかにカーボンニュートラルの実現に向けて、環境問題の解決に積極的に取り組んでいることがよく分かりました。

電気自動車が次世代のクルマと期待されている反面、普及が伸び悩んでいるので、これまでの実績を活かして、今後の自動車業界をトヨタがリードしてほしいものです。

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