昭和の名車 トヨタ・スポーツ800とは(付記:ベントレー ポップアップイベント)

トヨタ・スポーツ800の魅力を改めて確認してみる

今回はトヨタ・スポーツ800にスポットを当てました。このモデルは1965年から1969年のわずか約4年間しか製造されなかった小型スポーツカーですが、その抜群のスタイリングと軽量な構造を活かした走りで人気を博しました。「ヨタハチ」の愛称で呼ばれているこのモデルは、ルーフが着脱可能なため、オープンカーとしても使用できます。

スポーツ800

ただ、その人気とは裏腹に販売面ではやや苦戦をして、上述の約4年間の製造期間で累計販売台数は約3,000台に留まり、一代限りで生産を終了しています。生産終了後はその人気が衰えるどころか上昇したため、現在の中古車市場では当時の新車価格をはるかに上回る価格で取引されています。

スポーツ800

今回、トヨタ・スポーツ800を記事に取り上げたのは、ハルデンベルクさん主催のツーリングで企画立案を行っている幹事長さんから「ぜひブログの記事に役立ててください」とのことで、当時のカタログをお借りしたのがきっかけでした。約60年前の貴重なカタログですので、丁重に扱わせていただきました。

スポーツ800

さすがに年代物のカタログということもあり、現代のものと比較するとカタログ内の表現が古めかしく微笑ましくなりました。掲載されている写真は画質は劣るものの、描写は現代とそれほど変わらないと感じました。クルマを撮影する際の角度や構図は何年経っても変わらないのでしょうね。

スポーツ800

今回このカタログをお借りしたことを機会に、某所に展示されているトヨタ・スポーツ800の実車を見に行きましたが、改めてその魅力を実感することができました。トヨタ・スポーツ800は現代のハイパワーマシンには無い、時代を超えた名車であることは間違いありません。

スポーツ800

【展示車スペック】
車種:トヨタ・スポーツ800(UP15型)
グレード:—
エンジン:水平対向2気筒OHV 0.790 L
最高出力:45ps
最大トルク:6.8kgm
年式:—
ボディカラー:—
全長×全幅×全高:3,580mm×1,465mm×1,175mm
車両本体価格:595,000円

【付記】日本でたった限定10台!? ベンテイガ アズール ニンバス コレクション

本題とは逸れる内容ですが、記事にさせていただきました。

少し前の話ですが、六本木ヒルズカフェ/スペースでベントレーのポップアップイベントが行われました。会場前では、ペイントアーティスト「はくいきしろい」氏のニンバス(ラテン語で雨雲の意味)をイメージしたアートが施された「ベンテイガ オデッシアン エディション」を見ることができました。ただでさえ目立つベンテイガに、このようなペイントがされた車両が街中を走行していたら、思わず振り返ってしまいそうです。

ベンテイガ

会場内にはベントレーが日本への正規輸入開始から60周年を記念した、日本専用10台の限定車「ベンテイガ アズール ニンバス コレクション」が展示されていました。エクステリアカラーの「クラウドグレー」や、専用デザインの22インチ10本スポークホイールが目を引きます。車両本体価格は3,500万円で、価格に見合ったラグジュアリー感漂うモデルになっています。

ベンテイガ

ベンテイガ

貴重なモデルを拝見させていただきましたが、一点だけ気になったのは会場内スタッフが顧客情報獲得に必死になっているアルバイトのような方だったので、このクラスのモデルであれば、丁寧な対応を心得ているベテランスタッフを配置してほしいと思いました。2日間のポップアップイベントなので、アルバイトスタッフで対応することもやむを得ないかもしれませんが、個人的にはブランド毀損にならないような接客対応も必要かと思いました。

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