レクサス LBX MORIZO RR をテストドライブ
SUVとは呼ばずに、スポーツカーと呼ぶべき!
筆者が普段お世話になっているレクサスディーラーで、昨年に追加されたばかりの最新モデルのLBX MORIZO RRの試乗車が用意されました。ディーラーからは試乗車には8速オートマチックと6速マニュアル(以下、6速MT)の2種類のトランスミッションが一台ずつ用意できるとの連絡を受け、スポーツカー好きの筆者としては、6速MTの車両を選択させてもらいました。すっかりマニュアル車の運転からブランクがあり、内心はちゃんと運転できるのかという不安もありましたが、レクサス国内初の6速MTを採用したモデルでもあるため、操作感を試してみたいという気持ちがあったのが理由です。
なお、試乗中は撮影ができないため、本記事ではディーラーの駐車場で停車状態の写真のみとなります。
<LBX MORIZO RRの展示車の記事はこちら>
一般道と高速道路の両方で試乗させてもらいましたが、エンジンは直列3気筒1.6Lターボでありながら、最高出力、最大トルクは筆者所有のV型6気筒3.5LエンジンのRC350に匹敵するスペックで、気持ち良い加速感を味わえます。ボディ剛性も高く、高速道路での走行でも安定したコーナーリングを実現していました。
エンジンサウンドは3気筒ということもあり、心地良い音色ではありませんでしたが、これまでのレクサス車と同様に静粛性は高く、日常使いでも十分満足できるレベルです。
6速MTのストロークは長めですが、不慣れな筆者でも一度もシフトミスすることがなく操作感は抜群です。マニュアル車の醍醐味として、やはり加速していく時の操っている感覚が非常に気持ち良いです。
今回筆者が試乗したのはMTですが、前述の通りATの設定もあり、MTの運転に不安がある方はATを選択してもLBX MORIZO RRを十分に堪能できると思います。ちなみにどちらのトランスミッションを選択しても、車両価格は同じになります。
コンパクトで扱いやすい本モデルですが、製造ラインが他のレクサスのモデルと比べると少ないようで、オーダーから納車まで約2年かかるとのことです(2024年11月現在)。まるで高級スーパーカー並みの納期ですが、日常使いからサーキットまで幅広く使える万能モデルなので、気になる方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
【試乗車スペック】
車種:レクサス LBX MORIZO RR(GAYA16型)
グレード:—
エンジン:直列3気筒 1.618 L ターボエンジン
最高出力:304ps
最大トルク:40.8kgm
年式:2024年式
ボディカラー:ソニッククロム&ブラック
全長×全幅×全高:4,190mm×1,840mm×1,535mm
車両本体価格:6,500,000円