気になるクーペ マセラティ・グラントゥーリズモ
グラントゥーリズモは生産終了してしまいますが…
別にマセラティに浮気した訳ではありません…
レクサス車以外の記事を書くことは珍しいですが、個人的に気になるクーペとして、4人乗り2ドアクーペのマセラティ・グラントゥーリズモ(グランカブリオ)について触れたいと思います。
2019年11月に、マセラティはグラントゥーリズモの生産終了を発表しました。こんなに格好良いクーペですが、2007年発売から10年以上経過しているため、生産終了もいたしかないかもしれません。ですが、古さを感じさせないピニンファリーナデザインのスタイリングと、排気量4.2L(405馬力)、4.7L(440馬力)の2種類のエンジンはフェラーリ製というのだから、魅力的なクルマだということは間違いありません。ロングノーズもスポーツカーらしいスタイルで、存在感のある佇まいです。
オープンカー好きの私としては、「グランカブリオ」の存在も外せません。ルーフをソフトトップに変更したオープンモデルで、クーペボディと同様に、これもまた美しいスタイリングです。日本では2010年から発売が開始されました。
やはりレクサスのモデルと比較したくなりますが、ライバルとなるのはLCです。どちらもクーペとオープンの2種類のボディがあり、エンジンやボディサイズも似通っています。
・レクサス LC500
V型8気筒4,968cc 全長4,770mm 全幅1,920mm 全高1,345mm
・マセラティ グラントゥーリズモ
V型8気筒4,744cc 全長4,910mm 全幅1,915mm 全高1,380mm
※エンジンはラインナップ中の上位で比較
では、LCとグラントゥーリズモのどちらが良いかというと、なかなか判断は難しいですが、ダウンサイジングターボ が普及した現在では、どちらも希少な大排気量マシンです。ましてやグラントゥーリズモは既に新規オーダーが終了しているので、新車での購入は困難になります。大排気量ならではの官能的なサウンドを味わいたい方は、ぜひこの2台を乗り比べて検討してほしいです。
次期グラントゥーリズモは、マセラティ初の電気自動車となるようです。電気自動車メーカーのテスラは市場規模を拡大し、ポルシェの電気自動車タイカンも先日国内販売価格が発表されたりと、世界的にEV化が進んでいます。今の内にガソリンエンジンの大排気量車ならではのパワーやサウンドを味わっておくというのも良いのではないでしょうか。