レクサスESが採用したデジタルアウターミラーとは
デジタルアウターミラーって、どうなの?
量産車では世界で初めて、デジタルアウターミラーを採用したレクサスES。話題にものぼり、2018年10月に発売されました。
レクサスESのことに触れますと、現行型は7代目にあたりますが、2代目から4代目までは日本国内で「トヨタ・ウィンダム」として発売されていました。その後の5代目、6代目は日本国内では販売されず、7代目からレクサスESとして販売されることになりました。
ちなみにボディカラーのサンライトグリーンマイカメタリックは、このESから新色として採用され、華やかながら落ち着きのあるカラーです。
スピンドルグリルは「version L」と「標準仕様」は縦フィンタイプ、「F SPORT」はメッシュタイプとなります。
インテリアは、同じレクサスセダンのISと比較しても、上質な造りになっています。もちろんISが良くないわけではなく、同じセダンであってもISは走りに特化、ESは快適性を追求しており、方向性が違うからです。フロントピラーにスマホのようなディスプレイが付いていますが、これは後ほど触れたいと思います。
後席は足元が広く、「version L」には電動リクライニング機能が装備されていて、長距離でも疲れにくく、快適に過ごせそうです。ディーラーオプションのフロアマットも、毛足が長く上品な仕上げです。
そして今回話題に挙げたいのは、量産車として世界初採用されたデジタルアウターミラーです。ここにカメラが内蔵されていて、撮影された映像が室内のフロントピラーに設置されたディスプレイに表示される仕組みです。先程のスマホのようなディプレイは、まさにこれでした。
室内からディスプレイを見ると、このような状態です。視認性は良いと思いますが、今回は明るい室内で確認しているので、夜間や悪天候時にどのように見えるのかも確認してみたいです。
助手席側もこのようにディスプレイが設置されています。デジタルアウターミラーは2018年にESが発売された際は「version L」のみのメーカーオプションでしたが、2020年の一部改良で「F SPORT」にも設定されました。
このデジタルアウターミラーですが、デジタル表示に慣れが必要であることやオプション価格が20万円以上することがネックとなっており、装着率があまり高くないようです。今後、デジタル表示の不安が払拭され、もう少し価格が抑えられると装着率も上がっていくかもしれませんので、デジタル化の進化に期待したいと思います。
【展示車スペック】
車種:レクサス ES300h(AXZH10型)
グレード:version L
エンジン:直列4気筒 2.487 L(ハイブリッド)
最高出力:178ps
最大トルク:22.5kgm
年式:2020年式
ボディカラー:サンライトグリーンマイカメタリック
全長×全幅×全高:4,975mm×1,865mm×1,445mm
車両本体価格:7,130,000円